タイルの種類(生地・素材別)
タイルは生地(素材)によって分類され、それぞれの特性が異なります。
耐久性やデザイン、吸水性などが変わるため、用途に合わせたタイル選びが重要です
陶磁器系タイル(セラミックタイル)
主に粘土を原料とし、高温で焼成したタイルで、一般的に広く使われている焼き物タイルです。
成形方法によって3つの種類があります。
① 磁器質タイル
硬く吸水率が低く、屋内外の床や壁に最適。
・ 特徴: 高温で焼き締められ、吸水率が非常に低く、耐久性に優れる
・適した場所: 屋内外の床・壁、浴室、キッチンなど
・おすすめポイント: 水や汚れに強く、屋外でも使用可能
② せっ器質タイル
適度な吸水性と自然な風合いがあり、玄関やリビング向き。
・特徴: 適度な吸水性と耐摩耗性があり、ナチュラルな風合いを持つ
・適した場所: 玄関、リビング、テラスなど
・おすすめポイント: 天然石のような質感があり、落ち着いた雰囲気を演出
③ 陶器質タイル
軽くデザイン豊富で、壁や装飾に最適。
・特徴: 吸水率が高く、釉薬(うわぐすり)を施したデザイン性の高いタイル
・適した場所: 壁、キッチン、洗面所などの装飾用
・おすすめポイント: カラーバリエーションが豊富で、装飾向き
天然石タイル(ストーンタイル)
自然の石を加工したタイルで、重厚感のある仕上がりが特徴です。
高級感を求める空間に最適です。
・大理石タイル:美しい模様と光沢が特徴。高級住宅やホテル向き
・御影石タイル:硬く耐久性があり、玄関や屋外におすすめ
・スレートタイル:自然な風合いで滑りにくく、外壁や庭に最適
人工素材タイル
自然素材ではなく、ガラスやコンクリートなどを加工したタイ で、デザイン性や機能性が高いのが特徴です。
・ガラスタイル:透明感があり、キッチンや浴室の装飾向き
・ブリックタイル:レンガ風で温かみがあり、カフェ風インテリアにぴったり
・コンクリートタイル:モダンな雰囲気を演出し、店舗やオフィスに最適
・タイルカーペット:柔らかく、防音・断熱性があり、オフィスやホテル向き